ファミマ「お母さん食堂」という名前は偏見か
ファミリーマートの惣菜シリーズ「お母さん食堂」の名前を変える。そのような署名キャンペーンをやっているそうだ。その中心となっているのが、女子高生3人ということなのだが、はたして署名は集まるだろうか。
ファミマ「お母さん食堂」の名前変えたいと女子高校生が署名活動、「料理するのは母親だけですか?」 | Business Insider Japan
僕が署名してくださいと言われたならば、きっぱりと断る。こういうのって表現というものに対する弾圧だと思われるのだ。こういうニュースサイトに出た時点で、すでに力の誇示になっている。風潮に流されずに、立ち止まって考える脳を持とうと志している僕は賛同できない。
そもそも近世は、お母さんが中心になって料理を作っていたのは確かである。ファミマの惣菜というのは、そのころからあったものがラインナップされているのだから、”お母さん食堂”に違和感を感じない。
そして時代は変わり令和の世。お母さんだって外に出て働いている。料理はお父さんがやっていいし、手抜きしたっていい。その手抜きの手段としてファミマのお惣菜はあるのではないか。ただのお惣菜では芸がないから、昔なつかしの手作り感を感じられるお惣菜。
昭和にはお母さんのようなおばちゃんの作るお惣菜が並ぶ食堂がたくさんあった。ジェンダーバイアスなんて横文字を出す前に、昭和のころの外食文化を勘案してくれよと、アラフィフのおじさんは女子高生に思われるのである。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君のそばにいる。